(
家族への報告2のつづき)
■前回のあらすじ
父が実はとても家や姓に
重きをおいていることがわかりました。
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「苗字のことは父さんの気持ちは理解したうえで
2人でよく考えて決めるよ」
そういって実家をあとにしました。
この時点でとくにどっちにしようと傾いていたわけでもなく
さとになにか反対要素がなければ
こっちの姓になってもらおうかな〜と考えていました。
数日たって、突然母から電話がかかってきました。
「いまさとちゃんのお母さんとお話して
こっちの姓になってもらっていいって言ってもらえたから」
は?
なに勝手なことやってんの!?頭に血が上りました。
父から話を聞いた母が
事情を確認しようとさとのお母さんに電話したらしいのです。
そして穏便な話し合いの末、
こちらの姓になってもらうことを了承したんだそうです。
なんで姓が変わること前提で話を進めてんの?
なんで当人たちを無視して勝手に話つけてんの?
さとのお母さんに失礼なことしてないでしょうね?そんな思いが頭をかけめぐりました。
「勝手なことしないでくれる!?」
と言いそうになるのを抑えて
「勝手に話を進められた気がしてショックだった」
と伝えました。
いままで、母と口論したことはあまり記憶がないのですが
このときは少し言い合いました。
最後に母は
ちょっと怒ったような淋しいような声で電話を切りました。
なんか、けんか別れのような感じです・・・。
その直後に、さとのお母さんに電話して謝りました。
さいわい、失礼なことはいってなかったみたいです。
「お互い話ができてよかった」と言ってもらえたのが救いです。
電話を切ったあと、だいぶぐったりしてしまいました・・・。
こういうのって、もう理屈でどうとかいうものじゃないんですね・・・。
価値観の対立みたいなものです。
理論で話し合ってもどうしようもない。
大げさにいえば、宗教戦争のようなものです(いいすぎ?)
なので、対立して理論で説き伏せようとしても意味がない。
この一件で、親の価値観とどう上手く折り合いをつけるかを考えるようになりました。